フィリピン人との結婚手続きとは
フィリピン人との結婚を考えている方へ、手続きの流れや注意点を説明します。国際結婚は一見複雑に思えますが、適切な準備をすることでスムーズに進めることができます。このセクションでは、結婚手続きを始める前に知っておくべき基本情報を紹介します。

結婚手続きを進める前に知っておくべきこと
手続きの概要: フィリピン人との結婚には、フィリピン側と日本側でそれぞれ異なる手続きが必要です。日本における婚姻届の提出、フィリピンでの婚姻要件具備証明書(LCCM)の取得、出生証明書(CENOMAR)の取得など、それぞれの手順をしっかりと把握しておくことが重要です。
手続きにかかる時間: 結婚手続きには一定の期間がかかるため、事前にどれくらいの時間が必要かを理解し、余裕を持って準備することが大切です。婚姻要件具備証明書の取得などは時間がかかる場合もあります。
書類準備の重要性: 必要な書類は事前にフィリピンと日本の両国で揃える必要があります。書類の不備があると手続きが遅延することがあるため、正確な書類を準備しましょう。
フィリピン側で必要な書類と手続き
フィリピン側で結婚に必要な書類を整えることは、手続きの重要なステップです。このセクションでは、フィリピン人配偶者が用意しなければならない書類とその取得方法、申請方法を順を追って解説します。

婚姻要件具備証明書(LCCM)の取得方法
必要な書類:
- フィリピン人配偶者の出生証明書(CENOMAR)
- 住民票(地方自治体で取得)
取得方法:
婚姻要件具備証明書(LCCM)は、フィリピンの各地方自治体で申請が可能です。申請にはフィリピン政府発行のCENOMAR(出生証明書)を提出する必要があります。LCCMは結婚の法的要件を満たしていることを証明するもので、結婚許可証(マリッジライセンス)の取得に必要です。
費用:
LCCM取得にかかる手数料は、約500〜1,000フィリピンペソ(約1,200〜2,400円)程度です【参照:フィリピンの公的手続き情報】。
出生証明書(CENOMAR)の取得方法
必要な書類:
- フィリピン人配偶者の出生証明書(CENOMAR)
取得方法:
CENOMAR(Certificate of No Marriage Record)は、フィリピン統計局(PSA)で発行されます。申請はオンラインまたは郵送で可能で、出生証明書が必要な場合、フィリピン国内のPSAオフィスで直接取得できます。
費用:
CENOMARの取得費用は、約150〜300フィリピンペソ(約350〜700円)【参照:フィリピン統計局公式サイト】。オンライン申請の場合、配送料が別途かかることがあります。
結婚許可証(マリッジライセンス)の申請
必要な書類:
- 婚姻要件具備証明書(LCCM)
- 出生証明書(CENOMAR)
- 結婚する両者の身分証明書(パスポートなど)
- 定められた住民票
申請方法:
結婚許可証(マリッジライセンス)は、フィリピンの地方自治体で申請します。婚姻要件具備証明書(LCCM)を取得後、申請が可能です。申請後、通常10日間の待機期間があります。その後、結婚許可証を受け取ることができます。
費用:
結婚許可証の申請費用は、約200〜500フィリピンペソ(約480〜1,200円)程度【参照:フィリピン地方自治体手続き情報】。
両親の同意書(未成年者の場合)
必要な書類:
- 両親の同意書(Parental Consent)
申請方法:
フィリピンでは、18歳未満の未成年者が結婚する場合、両親または法的保護者の同意が必要です。この同意書は、フィリピンの地方自治体で取得できます。
費用:
両親の同意書の発行費用は、約50〜100フィリピンペソ(約120〜240円)程度【参照:フィリピン自治体公式情報】。
日本側で必要な書類と手続き
フィリピン人配偶者との結婚手続きにおいて、日本側で必要となる書類や手続きについて解説します。日本での婚姻届の提出から、配偶者ビザ申請までの流れを順を追って確認しましょう。

婚姻届の提出手続き
必要な書類:
- 婚姻届(市区町村役場で取得)
- 配偶者のパスポート(フィリピン人配偶者)
- 配偶者の出生証明書(フィリピンのCENOMAR、または日本語訳)
- 本人確認書類(日本人配偶者の住民票や身分証明書)
提出方法:
日本側の婚姻届は、最寄りの市区町村役場に提出します。日本人配偶者が直接提出することが一般的です。婚姻届を提出する際、配偶者がフィリピン人である場合、婚姻要件具備証明書(LCCM)や配偶者の出生証明書が必要になります。
費用:
婚姻届自体には提出時の手数料はかかりませんが、婚姻証明書(戸籍謄本)の発行に手数料が必要です。手数料は、通常450〜500円程度です。
婚姻要件具備証明書(LCCM)の取得
必要な書類:
- フィリピン人配偶者の出生証明書(CENOMAR)
- 日本人配偶者の戸籍謄本
- 住民票(フィリピン人配偶者の住所が記載されているもの)
取得方法:
日本側での婚姻要件具備証明書(LCCM)は、フィリピン大使館で取得します。LCCMは、フィリピン人配偶者が結婚に必要な法的要件を満たしていることを証明するための書類です。フィリピン大使館に申請し、必要書類を提出後、発行されます。
費用:
LCCMの取得費用は、1,500〜3,000円程度(フィリピン大使館での手数料)です。
フィリピン人配偶者の住民登録やパスポート提出
必要な書類:
- フィリピン人配偶者のパスポート
- 住民票(日本に住民登録をしている場合)
手続き方法:
フィリピン人配偶者が日本に滞在している場合、住民登録が必要です。市区町村役場で住民票を取得するため、フィリピン人配偶者がパスポートとともに申請を行います。
費用:
住民登録の際、住民票を取得するための手数料は100〜200円程度です。
手続きの流れと注意点
フィリピン人配偶者との結婚手続きは、フィリピン側と日本側でそれぞれ異なる手順が必要です。このセクションでは、手続きをスムーズに進めるための流れを紹介し、よくあるミスや注意点を解説します。

フィリピンでの手続きの流れ
ステップ1:婚姻要件具備証明書(LCCM)の取得
フィリピンでの手続きの最初のステップは、婚姻要件具備証明書(LCCM)を取得することです。これにより、フィリピン人配偶者が法的に結婚できる状態にあることが証明されます。LCCMの取得には、出生証明書(CENOMAR)と住民票が必要です。
ステップ2:結婚許可証(マリッジライセンス)の申請
LCCMを取得した後、次に結婚許可証(マリッジライセンス)の申請を行います。申請には10日間の待機期間があるため、早めに申請をしましょう。
ステップ3:結婚式の挙行
結婚許可証を取得した後、結婚式を挙げることができます。結婚式は民間でも宗教的な式でも問題ありません。
ステップ4:婚姻証明書の取得
結婚式後、婚姻証明書をフィリピン政府から取得します。この証明書は、後の手続きに必要です。
ステップ5:婚姻証明書の日本への提出
最後に、婚姻証明書を日本の役所に提出し、婚姻届を完了させます。
日本での手続きの流れ
ステップ1:婚姻届の提出
フィリピン側で結婚式を挙げ、婚姻証明書を取得した後、日本で婚姻届を提出します。この際、婚姻証明書(戸籍謄本)や婚姻要件具備証明書(LCCM)、配偶者のパスポートなどが必要となります。
ステップ2:婚姻証明書(戸籍謄本)の取得
婚姻届が受理されると、婚姻証明書(戸籍謄本)を取得できます。婚姻証明書は、結婚後の各種手続きに必要です。
ステップ3:配偶者ビザの申請
婚姻届が受理された後、フィリピン人配偶者の日本での滞在を許可するため、配偶者ビザを申請します。配偶者ビザの申請には、婚姻証明書、配偶者のパスポート、住民票などの書類が必要です。
注意すべきポイントとよくあるミス
書類不備による遅延:
結婚手続きの最も一般的なミスは、必要書類が不足していることです。特に、婚姻要件具備証明書(LCCM)やCENOMAR(出生証明書)に誤りがある場合、手続きが大幅に遅れることがあります。書類は正確かつ最新のものを準備するようにしましょう。
手続き順序を守る:
フィリピンでの手続きと日本での手続きには順序があります。フィリピンで結婚許可証を取得する前に婚姻要件具備証明書(LCCM)を取得する必要があります。手続きの順番を間違えると、次のステップに進むことができませんので、確認しながら進めましょう。
フィリピン側の手続きに時間がかかる:
フィリピン側の手続きは、特に出生証明書(CENOMAR)の発行に時間がかかることがあります。余裕を持って準備を進め、手続きがスムーズに進むようにしましょう。
日本での住民登録の確認:
日本で婚姻届を提出した後、フィリピン人配偶者の住民登録を忘れないようにしましょう。住民登録をしないと、後で配偶者ビザの申請ができないことがあります。
よくある質問(FAQ)
フィリピン人との結婚手続きに関するよくある質問をまとめました。これから結婚手続きを進める方々が抱きやすい疑問に対して、具体的な答えを提供します。

結婚にかかる費用はどれくらい?
フィリピン側の費用:
フィリピンでの結婚手続きにかかる費用としては、以下が主な費用です。
- **婚姻要件具備証明書(LCCM)**の取得費用:500〜1,000フィリピンペソ(約1,200〜2,400円)
- **出生証明書(CENOMAR)**の発行費用:150〜300フィリピンペソ(約350〜700円)
- **結婚許可証(マリッジライセンス)**の申請費用:200〜500フィリピンペソ(約480〜1,200円)
- **両親の同意書(未成年者の場合)**の発行費用:50〜100フィリピンペソ(約120〜240円)
日本側の費用:
日本側の手続きでは、婚姻届を提出する際には手数料はかかりませんが、婚姻証明書(戸籍謄本)の発行に手数料が必要です。
- 婚姻証明書(戸籍謄本)の発行手数料:450〜500円
- 婚姻要件具備証明書(LCCM)の取得費用:1,500〜3,000円(フィリピン大使館での手数料)
全体的な費用:
結婚にかかる総額は、フィリピン側の手続き費用、日本側の手続き費用を合わせて、約3万円〜5万円程度となることが一般的です。
手続きの期間はどのくらいかかる?
フィリピン側の手続き:
フィリピン側での婚姻要件具備証明書(LCCM)の取得や結婚許可証(マリッジライセンス)の申請には、通常10日から2週間程度かかります。
ただし、CENOMARやLCCMの発行には時間がかかることがあり、事前に十分な余裕を持って申請することをお勧めします。
日本側の手続き:
日本側では、婚姻届を提出した後、受理されるまでに1〜2週間かかります。その後、婚姻証明書(戸籍謄本)の発行は即日または数日以内に行えます。
全体的な期間:
フィリピン側と日本側の手続きを合わせると、約1ヶ月程度を見込んでおくと良いでしょう。ただし、書類に不備がある場合や申請が混雑している時期には、さらに時間がかかる可能性があります。
婚姻届が遅れるとどうなる?
日本での婚姻届:
日本では、婚姻届を提出する期限は特に決まっていませんが、提出後、速やかに処理が進められることが求められます。婚姻届が遅れると、婚姻証明書(戸籍謄本)の発行が遅れ、その後の配偶者ビザ申請にも影響が出る可能性があります。
フィリピンでの結婚手続き:
フィリピン側で結婚許可証(マリッジライセンス)の申請が遅れると、申請した期間内に結婚できなくなります。婚姻許可証の有効期間は通常120日間ですので、期限内に結婚しなければ無効になる場合があります。
配偶者ビザ申請への影響:
婚姻届や必要書類の提出が遅れると、配偶者ビザの申請に必要な婚姻証明書(戸籍謄本)を提出できないため、ビザ申請に遅延が生じることがあります。手続きに必要な書類が整わない場合、ビザの取得が遅れることになります。
専門家への相談窓口
結婚手続きに不安がある場合、専門家のサポートを受けることで、スムーズに進めることができます。このセクションでは、専門家への相談方法や、信頼できる専門家を選ぶためのポイントについて解説します。

専門家を選ぶポイントと相談の流れ
専門家を選ぶ際のポイント:
実績: 結婚手続きやビザ申請をサポートしてきた実績がある専門家を選びましょう。事務所のウェブサイトや口コミを確認して、信頼できる専門家を見つけることが重要です。
料金体系の透明性: 料金が不明瞭な場合、後で予期せぬ追加料金が発生する可能性があります。料金体系が明確で、事前に確認できる事務所を選ぶようにしましょう。
コミュニケーション能力: 初回の相談時に、担当者が親切でわかりやすく説明してくれるかどうかも選定のポイントです。聞きたいことを明確に伝え、納得できる回答が得られるか確認しましょう。
相談の流れ:
- 初回相談: 初回の相談は電話やオンラインで行い、必要な手続きや費用、サポート内容について確認します。
- 書類提出と契約: 相談後、手続きに必要な書類を提出し、正式に契約を結びます。
- サポート開始: 契約後、専門家がサポートを開始し、手続きの進行状況を逐次報告してもらいます。
- 完了報告: 手続きが終了すると、完了報告を受けて次のステップへ進みます。
結婚手続きのまとめ
結婚手続きを進めるために必要なステップを確認し、最後に注意すべきポイントをまとめます。このセクションを読んで、手続きの流れを再確認し、次に進むべきステップを明確にしましょう。

次に進むべきステップ
書類の準備: 必要書類(婚姻届、LCCM、CENOMARなど)を揃えましょう。
フィリピン側の手続き: フィリピンでの婚姻要件具備証明書や結婚許可証を取得する手続きを進めます。
日本側の手続き: 日本で婚姻届を提出し、必要な証明書を取得します。
配偶者ビザ申請: 結婚が完了したら、配偶者ビザの申請を行い、日本にフィリピン人配偶者を招待します。
専門家への相談: 手続きに不安がある場合は、専門家に相談し、サポートを受けることも選択肢です。
手続きに関する重要な確認事項
書類の整合性: 提出する書類が正確で、必要な情報が漏れなく記載されていることを確認しましょう。
手続きの期限: 各手続きには期限がある場合があるため、早めに準備し、余裕を持って進めることが重要です。
文化や法律の違い: 異文化の間での結婚手続きには、国による異なる規定や文化的な背景があるため、事前にしっかり調査しておくことが必要です。
