配偶者ビザの審査期間はどれくらい?長引く理由と対処法を解説
目次
配偶者ビザの審査期間はどれくらい?

配偶者ビザの審査期間は、申請の種類によって変わります。
海外にいる配偶者が日本で一緒に暮らすための申請なのか、すでに日本にいる方が配偶者ビザへ変更するのか、今の配偶者ビザを更新するのかによって、手続きの内容や確認される点は違いますので注意しましょう。
目安としては、配偶者ビザを海外から呼び寄せする認定申請の場合は3ヶ月〜4ヶ月ほどかかることがあります。変更の場合は3ヶ月前後、更新の場合は2ヶ月程度で結果が出るケースがあります。
ただし、書類の内容や入管の混み具合によって、もう少し時間がかかることもあります。
配偶者ビザを海外から呼び寄せする認定申請をする場合の審査期間
配偶者ビザを申請する場合は、海外にいる配偶者が日本で一緒に生活を始めるために、日本側で在留資格認定証明書交付申請を行うケースを指します。
審査期間の目安は、2ヶ月〜4ヶ月ほどです。
ただし、結婚までの経緯や収入や生活基盤などを確認されるため、書類の内容によっては半年以上かかる場合もあります。
申請が許可されると、在留資格認定証明書が交付されます。
その後、海外にいる配偶者が現地の日本大使館や領事館でビザの手続きを行い、日本へ入国する流れになります。
そのため、「申請が許可されたらすぐ日本で生活を始められる」というよりも、入国までの手続きにかかる時間も含めて予定を考えておくことが大切です。
日本国内で配偶者ビザへ変更する場合の審査期間
日本にいる外国人の方が、現在の在留資格から配偶者ビザへ変更する場合は、在留資格変更許可申請を行います。
たとえば、留学ビザや就労ビザで日本に滞在している方が、日本人と結婚したあとに配偶者ビザへ変更するケースです。
審査期間は、3ヶ月前後が目安になることがあります。
ただし、今までの在留状況や結婚までの経緯、収入があるかなどを確認されます。
結婚してから日が浅い場合や、同居を始めたばかりの場合は、夫婦関係を示す資料を丁寧に準備しておくと安心です。
配偶者ビザを更新する場合の審査期間
すでに配偶者ビザを持っている方が、在留期限を延ばす場合は、在留期間更新許可申請を行います。
更新申請の審査期間は、2ヶ月前後が目安になることがあります。
これまでの在留状況に大きな問題がなく、夫婦としての生活が続いていることを示せる場合は、比較的スムーズに進むこともあります。
しかし、別居している、収入状況が変わった、転職した、過去の申請内容と変わった点がある場合などは、確認に時間がかかることがあります。
在留期限が近づいてから更新の準備を始めると、必要書類の準備が期限に間に合わないことがあります。
そのため、余裕を持って準備を進めていきましょう。
配偶者ビザの審査が長いと不許可になりやすいの?

申請してから1〜2ヶ月ほど連絡がないと、「このまま不許可になるのでは」と不安になりますよね。
ただ、審査が長いことだけで、不許可になるわけではありません。
申請が混み合っている時期や、書類の確認に時間がかかっているだけの場合もあります。
特に、海外にいる配偶者が日本で一緒に暮らすための申請では、今後の生活や収入状況など、確認される内容が多くなります。
そのため、変更申請や更新申請よりも時間がかかることがあります。
ただし、審査が長引いている背景に、書類の不足や説明が足りない部分があるケースもあります。
入管から追加の書類の連絡が来た場合は、求められている内容をよく確認し、期限内に丁寧に対応することが大切です。
配偶者ビザの審査期間が長引く理由

配偶者ビザの審査期間は、申請の種類だけでなく、提出した書類の内容や夫婦の状況によっても変わります。
必要書類に記入ミスや不備があるため
配偶者ビザの申請では、申請書、戸籍謄本、住民票、課税証明書、納税証明書、質問書、写真など、多くの書類を提出します。
婚姻の事実を示す資料として、婚姻届受理証明書や、外国で結婚した場合の結婚証明書が必要になることもあります。
また、書類の記入漏れや日付の間違い、添付資料の不足があると、入管から確認が入ることがあります。
追加で書類を求められると、そのやり取りに時間がかかり、審査期間も長くなりやすいです。
特に、氏名の表記、生年月日、住所、勤務先、結婚した日などは、複数の書類で内容がそろっているか確認しておきたい部分です。
結婚生活の状況を確認されるため
配偶者ビザでは、法律上結婚していることに加えて、夫婦として一緒に生活していく関係かどうかも確認されます。
たとえば、出会ったきっかけ、交際から結婚までの流れ、連絡の頻度、生活費の負担などをもとに、結婚生活の状況を見られることがあります。
そのため、夫婦の写真やメッセージ履歴、渡航記録、送金記録などを用意し、これまでの関係や今後の生活が分かるようにしておくことが大切です。
過去に申請した内容と異なる部分があったため
過去に留学ビザ、就労ビザ、短期滞在ビザなどを申請している場合、以前に提出した内容と今回の配偶者ビザ申請の内容が確認されることがあります。
たとえば、過去の申請で記載した住所や勤務先、家族構成などが、今回の内容と違っていると、入管に細かい部分まで確認される場合もあります。
転職や引っ越し、結婚などによって、以前の申請内容から変わる部分が出てくることはありますので、変わった理由を分かりやすく説明できる準備を進めていきましょう。
申請の時期によっては混雑しているため
入管の混み具合によって、審査に時間がかかることもあります。
年度末や長期休暇の前後など、申請が重なりやすい時期は、結果が出るまでに時間がかかることがあります。
また、申請する入管によっても、受付件数や審査の進み方が変わってきます。
結婚式や入国予定、同居を始める時期が決まっている場合は、直前の申請にならないよう、早めに準備を進めておくと安心です。
追加で資料や書類を求められるため
申請後に、入管から追加で資料や書類を求められることがあります。
これは、提出した書類だけでは確認しきれない部分があるときに行われるケースが多いです。
追加で求められる内容は、夫婦関係を示す資料、収入に関する資料、住まいに関する資料、過去の在留状況に関する説明など、人によって変わります。
追加書類通知が届くと不安になると思いますが、まずは求められている内容と提出期限を落ち着いて確認しましょう。
必要な書類をそろえるだけでなく、状況によっては補足の説明を添えることで、入管に事情を伝えやすくなります。
配偶者ビザの審査を長引かせないための対策

申請前の準備を整えておくことで、追加確認や書類の出し直しを減らしやすくなります。
大切なのは、書類をただ集めるだけでなく、「入管が確認したい内容が分かりやすく伝わる状態」にして提出することです。
必要書類を早めに準備する
配偶者ビザの申請では、婚姻関係、収入、住まい、身元保証などを確認するための書類をそろえます。
日本で結婚した場合は戸籍謄本や婚姻届受理証明書、海外で結婚した場合は結婚証明書などが必要になることがあります。
収入面では、課税証明書や納税証明書、在職証明書、給与明細などが確認されることが多いです。
書類によっては、役所や勤務先、海外の機関から取り寄せるまでに時間がかかりますので、早めに準備を始めていきましょう。
外国語の書類には日本語訳をつける
海外で発行された結婚証明書、出生証明書、家族関係を示す書類などが外国語で書かれている場合は、日本語訳を添えて提出します。
日本語訳では、氏名、日付、地名、証明内容が正しく伝わることが大切です。
たとえば、パスポートの表記、結婚証明書の氏名、申請書に書く氏名がずれていると、確認に時間がかかることがあります。
訳文を作成したあとは、原本と見比べながら、抜けている項目がないか確認しておきましょう。翻訳した人の氏名を記載しておくと、入管側も内容を確認しやすくなります。
夫婦の関係を示す資料を用意する
配偶者ビザでは、婚姻届以外にも結婚までの流れや、これから一緒に生活していく予定も確認されます。
資料としては、結婚式や家族との食事の写真、二人で旅行した際の航空券やホテル予約の控え、同居予定の住まいに関する資料、生活費の分担が分かる資料などが必要です。
大切なのは、出会いから結婚までの流れを分かりやすく伝えることです。
時系列に沿って整理し、必要に応じて簡単な説明を添えることがポイントです。
過去の申請内容と異なっていないかを確認する
過去に留学ビザ、就労ビザ、短期滞在ビザなどを申請したことがある方は、以前の申請内容と今回の内容に違いがないか確認しておきましょう。
住所、勤務先、家族構成、交際の開始時期などに違いがあると、入管で確認され、時間がかかることがあります。
内容が変わっている場合は、過去の内容に無理に合わせるのではなく、変わった理由を分かりやすく説明することが大切です。
記入漏れや期限が切れていないかをチェックする
書類をそろえたら、提出前に全体を見直しましょう。
申請書の空欄、署名の抜け、日付の間違い、添付資料などをしっかり確認することが必要です。
また、証明書類は発行日にも注意が必要です。
準備を早く始めた場合でも、提出する頃には発行日が古くなっていることがあります。
提出前に、証明書の発行日や必要な期間に合っているか確認しておきましょう。
配偶者ビザの申請後に連絡がないときはどうすればいい?

配偶者ビザを申請したあと、しばらく連絡がないと不安になりますよね。
まずは、申請した日や申請の種類を確認し、今どのくらいの期間が経っているのかを整理してみましょう。
そのうえで、必要に応じて入管へ問い合わせたり、行政書士に相談したりすることで、落ち着いて次の対応を考えやすくなります。
申請日と申請種類を確認する
いつ、どの申請をしたのかという点をまずは確認しましょう。
配偶者ビザを新しく申請したのか、日本国内で配偶者ビザへ変更したのか、更新申請なのかによって、審査にかかる期間は変わります。
申請日が分かれば、申請から何日ほど経っているのかを確認できます。
受付票や申請時の控えが手元にある場合は、そこに記載されている日付を見ておきましょう。
また、追加書類の連絡が来ていないか、郵送物を見落としていないかも確認しておくと安心です。入管からの連絡は、電話だけでなく郵送で届くこともあります。
入管へ進捗状況を問い合わせる
申請からしばらく経っても連絡がない場合は、入管へ進捗状況を問い合わせることもできます。
問い合わせる際は、受付番号、申請日、申請した方の氏名、生年月日などを手元に用意しておくとスムーズです。
ただし、入管に問い合わせても、詳しい審査内容までは教えてもらえないことがあります。確認できるのは、「審査中かどうか」「追加書類の連絡が出ているか」など、限られた範囲になることが多いです。
急ぎの事情がある場合は、結婚式の日程、入国予定、在留期限など、事情を説明できる資料を整理しておくと伝えやすくなります。
不安な場合は行政書士に相談する
追加書類の通知が届いた場合や、申請内容に不安な点がある場合は、行政書士に相談することで状況を整理しやすくなります。
行政書士に相談すると、申請内容、提出した書類、結婚までの経緯、収入や生活状況などを確認したうえで、追加で準備した方がよい資料があるかを見てもらうことができます。
申請後は、むやみに資料を追加で出せばよいわけではありません。
今の状況で何を確認すべきか、どのように対応すべきかを整理したい方は、早めに当事務所へご相談ください。
入管から追加書類通知が届いたときの対応

配偶者ビザを申請したあと、入管から追加書類通知が届くことがあります。
通知が届くと「不許可になるのかな」と心配になるかもしれませんが、まずは求められている内容を落ち着いて確認することが大切です。
期限内に必要な書類をそろえ、内容が伝わりやすい形で提出できるよう準備しましょう。
必要書類の内容から期限までを確認する
追加書類通知が届いたら、まずは何を求められているのかを確認します。
収入に関する資料、住まいに関する資料、夫婦関係を示す資料、過去の在留状況に関する説明など、求められる内容は申請ごとに違います。
あわせて、提出期限も必ず確認しましょう。期限を過ぎてしまうと、審査に影響することがあります。
追加で必要な書類と資料を準備する
追加で求められた内容に合わせて、必要な書類や資料を準備します。
たとえば、収入について確認されている場合は、課税証明書、納税証明書、在職証明書、給与明細などを用意するケースが多いです。
夫婦関係について確認されている場合は、結婚式や家族との写真、同居予定の住まいに関する資料、生活費の分担が分かる資料などが役立つことがあります。
海外で結婚している場合は、結婚証明書や日本語訳の内容も見直しておきましょう。
判断が難しい場合は行政書士に相談する
追加書類通知の内容によっては、どこまで資料を出すべきか、どのように説明すればよいか迷うことがあります。
特に、結婚までの経緯、収入の変化、別居期間、過去の申請内容との違いなどを説明する必要がある場合は、慎重に整理する必要があります。
行政書士に相談すると、通知書の内容を確認したうえで、求められている資料や説明の方向性を整理できます。
また、すでに提出した書類との整合性も見ながら、追加で出すべき資料を考えられます。
不安なまま進めるよりも、期限に間に合うよう早めに相談し、必要な準備を整えていきましょう。
配偶者ビザの審査期間に関するよくある質問

配偶者ビザの審査中に在留期限が来たらどうなるの?
在留期間更新許可申請や在留資格変更許可申請をしている場合、在留期限までに結果が出ないことがあります。
この場合、一定の条件を満たしていれば、在留期限を過ぎたあとも引き続き日本に在留できる期間があります。
出入国在留管理庁では、申請の結果が出る日、または在留期限から2ヶ月が経過する日のどちらか早い日まで、これまでの在留資格で日本に在留できると案内しています。
ただし、申請の種類や状況によって扱いが変わることもあるため、在留期限が近い方は、受付票や在留カードの裏面を確認しておきましょう。
追加書類が来ると不許可になりやすいの?
追加書類通知が届いたからといって、不許可が決まっているわけではありません。
入管が、提出済みの書類だけでは確認しきれない点について、追加で資料や説明を求めている状態です。
大切なのは、通知書に書かれている内容と提出期限を確認し、求められている点にきちんと答えることです。
行政書士に依頼すると審査期間は短くなるの?
行政書士に依頼したことで、入管の審査が必ず早く進むわけではありません。
審査を行うのは入管であり、申請内容や混雑状況によってかかる時間は変わるためです。
しかし、行政書士が関わることで、書類の不足や記入ミス、説明の分かりにくさを減らしやすくなります。
申請前に内容を整えておくことで、追加書類や確認のやり取りを減らし、結果として審査が長引くリスクを抑えやすくなります。
結婚までの経緯をどう説明すればよいか分からない方、収入面に不安がある方、過去の申請内容と今回の内容に違いがある方は、申請前に相談しておくと準備を進めやすくなります。
横浜市で配偶者ビザの審査が不安な方は行政書士小山国際法務事務所へご相談ください

配偶者ビザの審査の結果を待っている間に連絡がないと、「このまま待っていて大丈夫なのか」「追加で何か準備した方がよいのか」と不安になる方も多いと思います。
行政書士小山国際法務事務所では、配偶者ビザの申請や更新、変更に関するご相談を承っております。
申請前の方には、必要書類や申請の流れ、審査が長引きやすい点を確認しながら、準備の進め方をご案内します。
すでに申請している方についても、申請日や申請内容、入管からの連絡状況を整理し、今できる対応を丁寧に確認します。
法改正により、2026年10月1日からビザ申請の手数料が大幅に上がります。
現行負担での取得には、早めの申請が必要です。
値上げ前の申請をご検討中の方は、横浜市にある「行政書士小山国際法務事務所」まで、お早めにご相談ください。

